【映える冬のイベント】2024千歳・支笏湖氷濤まつりの紹介・感想

イベント
白樺の池

コロナの影響で3年間ほどその姿を変えていた、北海道千歳市を代表する冬のイベント、「千歳・支笏湖氷濤まつり」。コロナもようやくおさまった今年の冬はどんな姿を見せてくれるのか。近年毎年のように参加している私が、レポートしていきたいと思います!

コロナの影響で変わってしまったところ

支笏湖の湖水をスプリンクラーで吹き付け、作られる大小様々なオブジェがライトアップされて美しく輝く、北海道の冬を代表するイベント「千歳・支笏湖氷濤まつり」。

長年開催されているこの冬のイベントですが、コロナの影響で、近年、その姿を変えてしまいました。

飲食コーナー、滑り台などがなくなり「氷の美術館」へ

コロナ前の氷濤まつりはそば、焼きベーコンなどが食べられる飲食コーナーや、花火、氷の滑り台、乗馬コーナー、アイススケートを楽しめるエリアなど、様々な催しが行われていましたが、新型コロナウイルスが流行り出してからはそれらの催しが一切中止になり、基本的に美しい氷濤(氷のオブジェ)を見るだけの「氷の美術館」へと変貌してしまいました。

2024年度はカフェスペースが復活

コロナ期間は場内の飲食コーナーがなくなってしまった氷濤まつりですが、本年度は氷濤でできた洞窟風のスペースの中で、ホットドリンクを楽しめるカフェスペース(アイスキッチン)ができていました。

カフェスペース「アイスキッチン」

コーンスープ、オニオンスープが各500円、ホットコーヒーとホットティーが各400円と少しお高いですが、氷に囲まれた寒いスペースで飲むホットドリンクは格別に美味しく感じます。

入口付近に移動され、会場と湖両方を見渡せるようになった展望台

毎年少しずつその姿を変える氷濤まつりですが、会場全体を見渡せる展望台は毎回必ず設置されます。

その展望台ですが、今回は会場入口付近に設置され、会場全体と支笏湖の両方を見渡せるようになりました。これは素晴らしい変更だと思います。

展望台から見た支笏湖

暗くなっているので見づらいですが、支笏湖側も見渡せるようになった展望台からの景色です。

展望台から見た会場

展望台からは会場全体を見渡すこともできます。

氷の水族館が復活

コロナ期間はやっていなかった、支笏湖で獲れた魚を氷漬けにして展示する「氷の水族館」が本年度は復活していました。

これは釣り好きの私としては本当にうれしかったです。

氷の水族館

氷の水族館に展示されている魚は、ブラウントラウト、ヒメマス、サクラマス、アメマスなど、サケ科の鱒類が中心です。

血抜きがされていないらしく、血が魚体の下のほうに溜まっていて、それがなければ綺麗だったのに、と言っていたお客さんがいましたが、私もそう思いました。

そして氷漬けにされているとはいえ、この部屋の中は少しだけ生臭い匂いが漂っていました。

新しい試みの焚火スペース

モニュメントファイヤーと名付けられた焚火スペースが、新たに設置されていました。

近年私たちは毎年氷濤まつりに参加していますが、焚火は新しい試みだと思います。

焚火スペース「モニュメントファイヤー」

この日は支笏湖としては暖かかったとはいえ、やはり寒いので、焚火で暖をとれるスペースの設置は、素晴らしい試みだと思います。

美しい「苔の洞門」

これはコロナ期間中もあったと記憶していますが、緑色の光と白樺の木の中、美しい洞窟を潜り抜ける「苔の洞門」が、今回も設置されていました。

苔の洞門

緑の光の中を潜り抜ける「苔の洞門」。

映える「白樺の池」

「青い池」シリーズは過去の氷濤まつりでも何度も設置されていましたが、今年度は「白樺の池」と名付けられて美しく、映える感じで設置されていました。

白樺の池

真ん中に、白樺の木が1本立っている「白樺の池」。

帰ってきたアジア系観光客たち

コロナ期間中は当然ながら外国からの観光客は皆無で、平日などは地元の客がポツポツいるだけの寂しい氷濤まつりでしたが、コロナも収束し、海外からの観光客が戻ってきた本年度は、平日ながらかなり賑わっていました。

最も多く聞こえてくる外国語はやはり中国語で、英語で話している欧米系外国人もちらほらいました。関西から旅行で来たと思われる若者グループなどもいて、「ようやく元に戻ったな~」と感慨深い気持ちになります。

レンタカーで来場するときの注意点

支笏湖は北の大都市、札幌市から近い位置にありますが、札幌市からはかけ離れた環境の、大自然の山の中にある湖です。

ですので、旅行で来て、レンタカーで来場する際には本当に気を付けてほしいことがあります。

動物(特に鹿)との接触に気を付けて!

支笏湖の周辺にはエゾシカを中心にエゾタヌキ、キタキツネなど、様々な野生動物が生息しています。

冬は特にエゾシカの出現率が高く、この日も札幌市へ帰る途中に、対向車線を車を恐れることなくのしのしと歩く立派な角の生えたオス鹿と遭遇し、慣れている道民とは言え驚かされました。

ドライブレコーダーより

鹿を警戒することなくスピードを出していると、突然鹿が飛び出してきたときに避けようがなく、車が故障、走行不能になってしまうことも考えられ、支笏湖への道中は携帯電話の電波がないエリアも多く、そういうエリアで事故に遭ってしまうと、色々大変な目にあってしまいます。

なのでレンタカー、自家用車などで来場される際には、十分に野生動物(特にエゾシカ)の出現に警戒しつつ、スピード抑えめで運転してください。

服装はスキー場に行くつもりで

この日は暖かかったですが、支笏湖は気温がマイナス10℃を下回る日も珍しくありません。

暖かい帽子、マフラー、ネックウォーマー、厚手の手袋などをしっかり身に付けて来場してください。

足元は滑らないようにマットが敷かれていますが、マットのないところはやはり滑りますので、滑りにくい冬靴を履くことをおすすめします。

2024氷濤まつりのデータ・アクセス

  • 開催期間 2024年1月27日~2月25日
  • 開催時間 10:00~20:00 (ライトアップ 16:30~20:00)
  • 駐車料金 普通車:無料 マイクロバス:1,000円/日 大型バス:2,000円/日
  • 入場料  高校生以上:500円 中学生以下:無料

まとめ

さて、いかがだったでしょうか。

2024年千歳・支笏湖氷濤まつり。

コロナがほぼ収束して初めての氷濤まつり。外国人観光客も戻ってきて、ホットドリンクが飲めるカフェスペースなども復活して、徐々に賑わいを取り戻してきた感があります。

極寒の中、美しくライトアップされた氷濤と、美しい支笏湖を眺めながら過ごす時間は格別です。

そして来年こそは花火や飲食スペース、滑り台などの復活を期待したいと思っています。

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